MIBRコーチ「私たちはチーム全員が英語を話せる。さらに、Vernoはスペイン語を学んでいた。実は少しならポルトガル語を話せるんだ。コミュニケーションに問題はない。」

先日、アメリカ国籍のVernoの獲得を発表したブラジルのMIBRですが、SNSで疑問視されるコミュニケーション言語問題について、MIBRのコーチを務めるfRoDがTHESPIKE.GGのインタビューで語りました。チームは英語でコミュニケーションを取るものの、Vernoはスペイン語を話せるため、チームの主言語であるポルトガル語でも日常会話は可能であることを明かしました。

「ブラジルのコミュニティはコミュニケーション言語が私たちの問題だと考えていますが、私たちはそうは思っていません。もちろん、みんながブラジル人の選手を求めていたことを知っていますし、私たちもそうでした。しかし、選択肢がなかったのです。どの選手も契約に縛られていますし、アメリカへのビザも必要です。時間もないし、トレードが非常に難しい状況でした。」

「VALORANT Champions 2025で優勝するためにはリスクを取る必要があります。私たちは市場を観察し、言語や国籍に関係なく、誰が最高の選手であるかを考えました。そして、それに合致する選手がVernoでした。彼は昨年、すべてのアメリカリーグのチームからオファーを受けていました。誰もが2025年のアメリカ最高の選手になると予想していました。私たちは北米最高の選手を獲得できたのです。」

「しかし、言語の問題や彼を知らないからという理由が問題になるのであれば、Vernoという選手を知らないあなたの問題です。彼と毎日練習をともにしていますが、彼がどれほど優れている選手かは選手全員が理解しています。Vernoはモンスターのような選手です。コミュニティが彼について思っていることはすべて間違っています。彼は黙っているわけではないし、ベイトするわけでもありません。試合中はライオンのような存在であり、プレイスタイルに問題がないことは観戦すればすぐに分かるはずです。」

「また、私たちはチーム全員が英語を話せるし、理解できます。さらに、Vernoはスペイン語を学んでいました。実は彼は少しならポルトガル語を話せます。トライアウトをしていた時、ある日彼が『ポルトガル語ならかなり理解できると思う』と話してくれました。私たちが話すのは、いわば"fRoD語"です。ポルトガル語とスペイン語と英語を混ぜたものです。コミュニケーションには問題ありません。」

「もし問題があったとしたら、そもそも彼を選んでいたでしょうか？みんなが思うような問題があれば、彼を選んでいません。私たちの決断を信じてほしいです。確かにリスクはあるかもしれません。しかし、私はここまで大きな決断ミスをしてきたわけではありません。しっかり考えた上で、ブラジル人やコミュニティの意見を尊重していますが、意見だけに左右されて生きていくつもりはありません。」

「Vernoはしっかりと試合アーカイブも視聴しています。皮肉というのは理解しにくいものです。どんな話にも二つの側面があります。皆さんが聞いていたのは、私や彼の意見ではなく、ただのゴシップです。そんなものはどうでもいいです。私たちは噂話なんて気にしません。そんな話は右から左に聞き流してください。」

新たにVernoを迎え入れてインターナショナルリーグに参戦するMIBRは、本日3月22日に開幕したVCT AMERICAS 2025 Stage 1に出場中。アメリカ国籍の選手を迎え入れ、国際チームに移行したMIBRですが、今大会で上位入賞を収めチーム初となる国際大会出場を果たすことはできるでしょうか。MIBRは明日3月23日午前9時、初戦でアルゼンチンのLeviatánと対戦します。