yay「最低でも1回は国際大会に出場したい。そして、2年前のような自信を取り戻したい。」

アメリカで開催中のVCT AMERICAS 2025 KICK-OFFの初戦でLOUDに敗れるも、ローワーブラケット1回戦でFURIAを2-0で制し今年初白星を挙げたEvil Geniusesですが、yayが過去2年間の苦しい時期の心境や今年の目標をInsider Gamingのインタビューで語りました。

アストラはオペレーターを多用するエージェントではありませんが、FURIA戦のプレイを見る限りそうは思えませんでした。yay選手にとって、一番輝いている自分の姿はやはりオペレーターを持っている時でしょうか？

はいとも言えますし、いいえとも言える難しい質問ですね。個人的にはライフルはオペレーターと同じくらい使いこなせると思います。それが私の強みの1つであり、両方を使いこなせることが自分の武器だと思っています。正直に言うと、何を持っても使いこなせると思います。

アビスではオペレーターは非常に強力な武器ですし、アストラと組み合わせることはpotterが勧めてくれました。マップのどこからでもスモークを展開することができるので、私がオペレーターでポジションを抑えている時も、Icyはエントリーしやすくなるのです。

みんなが気になっている質問だと思いますが、yay選手は"戻ってきた"のでしょうか？

まだ完全には戻っていないと思います（笑）。しかし、チームとして成長し、自分自身の課題を改善することができれば、完全に自信を取り戻すことができると思います。今回の勝利は大きな一歩でしたし、また1つ勝利を積み重ねることができました。

ちなみに、"戻った"と言える最高レベルはいつでしょうか？OpTic Gaming時代でしょうか？

OpTic Gaming在籍時はチェンバーを長期間使い続けていた特殊な時期でした。しかし、自分のポテンシャルはチェンバーや当時のメタに縛られるものではなく、まだまだ上に行けると信じていますが、当時のような自信を再び取り戻す必要があると感じています。

以前のyayと同じ姿ではないかもしれませんが、新たな姿でのプレイをお見せすることがきっとできるはずです。そして、再び国際大会でタイトルを獲得したいです。

今年の目標を教えてください。

最低でも1回は国際大会に出場したいです。そして、2年前のような自信を取り戻したいです。ある程度は戻ってきてはいますが、あとは自分自身にそれを証明することが重要だと思っています。

「自信を取り戻す」と何度か仰っていますが、過去2年間のブランクは選手として、個人としてもどれほど影響がありましたか？

正直かなり厳しい2年間でした。この感覚を誰かに説明するのは難しいのですが、VALORANTのトップシーンにいた自分が突然何も勝てなくなってしまったのです。過去に活動していた他のタイトルを含めてもこんな経験はしたことがありません。

高いところから短期間で一気に落ちるというのは、精神的なダメージにもなりますし、正直なところ、影響はゼロだったとは言えません。しかし、それをしっかりと受け止め、乗り越えるために努力してきましたし、今は未来に向けて前向きに進んでいます。

その経験は今後の学びとして活かしたいものになりましたか？それとも、忘れたいものでしょうか。

どんな状況でも学べることはあると思います。例えば、人として成長すること、自分の周りの結果に依存しすぎないことなどです。長い間、VALORANTは自分を定義するようなものになっていました。結果が出ない時に自分自身を否定するようなことは、もうしたくありません。

この長い旅の中で、最も重要だと感じた学びを教えてください。

期待との向き合い方です。以前はコミュニティが自分をどう評価するかにすごく気を取られていました。しかし、今は外部の評価が必ずしも自分自身を正しく反映しているわけではないと理解しています。何が自分にとって本当に大切なのか、自分が何を信じているのかをしっかり持つことが大切です。そして、もし変わるべきところがあるのなら、それを支えてくれる人が周りにいることも分かっています。