Evil Geniuses、ヘッドコーチのpotterと2027年まで契約延長を発表

北米を拠点に活動するeスポーツチームのEvil Geniusesは12月23日、VALORANT部門のヘッドコーチを務めるpotterとの契約を2027年まで延長したことを発表しました。

18 years in esports.
8 world championships.
4 years so far at EG.

3 more years to add to her legacy.@omgitspotter is back through 2027. pic.twitter.com/d3S7Uh12ph

— Evil Geniuses (@EvilGeniuses) December 22, 2024

現在38歳のpotterは、2006年にCS1.6の競技シーンに参入。SK LadiesやUBINITEDなどでプレイし、ESWC 2007 Women、ESWC 2008 Women、ESWC 2010 Women、ESWC 2011 Womenで優勝を収めるなど、2000年代から女性トップシーンで活躍。2012年にCS:GO移行後もESWC 2012 Women、ESWC 2015 Womenで優勝などトップシーンを走り続けました。

2018年ごろからはキャスターとしての活動も始め、BLAST Pro Series、DreamHack、EPICENTER、FLASHPOINT、cs_summitなど大型大会で実況・解説・アナリストとして活躍。また、アマチュアチームのコーチを務めたり、ストリーマーとして女性選手の裏側を発信していくなど、競技シーンの発展に大きく貢献しました。

2021年1月には15年以上活動したCounter Strikeの競技シーンから離れ、VALORANTへの転向を発表。Evil Geniusesに選手として加入し、女性選手であること、そして当時34歳と競技シーンで比較的高齢ながら男性選手に混ざり、VCTの北米大会などでプレイしました。同年8月にはコーチに移行し、Evil Geniusesのヘッドコーチに就任。2023年には選手10人構成とチーム内でスクリムを行える革新的な体制をつくり、VALORANT Champions 2023では見事優勝を果たしました。

今年度はDemon1、Ethan、Boostio、C0Mとチームを世界大会王者に導いたコアメンバーが離脱するも、今年はDerrek、supamen、Apoth、NaturEといぶし銀な選手を獲得。ロスターの過半数を入れ替えた新体制ながら、VCT AMERICAS 2024 KICK-OFFでは4位を収めましたが、Stage 1、Stage 2では上位には届かず、国際大会出場は叶いませんでした。先日にはyay、icyを獲得し、新たなロスターを構築したEvil Geniusesですが、potterの手腕のもと来シーズンはどのような活躍を見せるでしょうか。今後の動向に注目が集まります。

現在のEvil Geniusesのロスターは以下になります。

•  Nicholas "NaturE" Garrison
•  Derrek "Derrek" Ha
•  Phat "supamen" Le
•  Jaccob "yay" Whiteaker
•  Jacob "icy" Lange
•  Christine "potter" Chi（ヘッドコーチ）
•  Mike "pho" Panza（アシスタントコーチ