Riot GamesのCOOを務めるWhalen Rozelle氏は12月16日、2025年度から条件付きでeスポーツチームがリアルマネーを試合に賭けることができるギャンブルサイトとのスポンサー契約を認可する方針を固めたことを自身のXで発表しました。

先日、eスポーツキャスターのMonteCristo氏が報じていた同件ですが、Riot Gamesが所有するチャンネル・アカウントからの配信やSNSでロゴを表示してはいけない、Riot Gamesから承認を得ることなどを条件に来年からアメリカとヨーロッパで認可する方針に決定したことを発表。Whalen Rozelle氏は慎重に取り組むとしつつも、スポーツの整合性を損なったりした場合には変更を加えることを言及しました。

皆さん、こんにちは。ここ数日、eスポーツチームとベッティングプラットフォーム(ブックメーカー)に関する方針の議論を見かけたため、少しその背景を共有したいと思います。

数週間前、AMERICASとEMEAのLoL、VCTのパートナーチームに対して、2025年からRiot Gamesが承認したベッティングプラットフォームとのパートナーシップを締結できるようになることを伝えました。この決定は軽々しく決定したものではなく、チームに新たな収益機会を提供しながら、競技シーンの整合性とファン体験を守るために慎重な調査と計画を重ねた結果です。

重要な点は以下の2つです。

  • Riot Gamesが所有するチャンネルでベッティングプラットフォームを表示することはできません。ブランドロゴを配信、SNS、またはユニフォームに表示することを禁じます。
  • Riot Gamesはすべてのベッティングプラットフォームの提携候補を審査し、整合性、透明性、ファンの関心に関する基準を満たすかどうかを確認します。チームと提携するすべてのベッティング企業は、地域の規制やライセンス要件を満たし、このカテゴリーに関するRiot Gamesのコンテンツとプロモーションの要件に適合する必要があります。

これは私たちのeスポーツにおける新たなスポンサーシップカテゴリーであり、慎重に取り組んでいきます。この過程で多くを学び、もしこの取り組みがスポーツの整合性を損なったり、ファンの皆さんへの高品質な体験に影響を与えるようであれば、変更を加えるつもりです。この初期段階に応じて、将来的にはアプローチを拡大したり、より洗練させたりする機会を模索していきます。

インターナショナルリーグで活躍するCloud9、Natus Vincere、MIBR、Team Secret、FURIA、Team Vitalityなどの大手チームがポーカーやブックメーカーなどのギャンブルサイトとスポンサー契約を締結していますが、現在はVALORANTの大会規定で禁止されていることから、試合に出場する際はユニフォームからロゴを外すなどの対応を取っています。

なお、CS2やDota 2などのタイトルはギャンブルサイトとのスポンサー契約が認可されています。それにより、小規模チームでも十分な資金で部門を運営できたり、ギャンブルサイトの名を冠した高額賞金の大会が頻繁に開催されたりすることで、Tier 3まで盛り上がる活発なシーンが形成されています。一方で、試合の八百長やチートの横行、移籍金の高騰などが度々問題視されますが、Riot Gamesは今後どのような取り組みを取っていくでしょうか。今後の発表に注目が集まります。

10 コメント

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  1. スポンサーしてます強調出来なくて誰がスポンサーするん?何の利益にもならんやん

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    1. 一応記事内でメリットについても書かれてあるぞ
      あと表に出せない理由としてマネーウォッシングに使えるっていうのはある
      普通にバリバリアウトなんだけども

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    2. マネーロンダリング?

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    3. デメリットの方が上回ったら誰もしないだろうね。
      マネロンに関しては使えちゃうからその通りだけども

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  2. csの移籍金高騰の問題ってあるけど、直近で1番高かったのnikoの250万ドルやろ
    大して実績なかったtenzが黎明期で125万ドルぐらいで移籍してたと思うしvalorantとそんな変わらんやろ

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    1. 移籍金高騰の問題はロシアね ロシアチームはギャンブルサイトには支えられている部分が多くて、T2でもかなり高額な移籍金が発生することで有名
      そもそもNikoのfalconsはオイルマネーであんまりギャンブルサイトとは関係ない

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  3. 中国って賭けに厳しいのか?

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  4. こうでもしなきゃチーム維持できない地域が多すぎるししゃーない

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  5. スキン売買システムが整ってるgoですらギャンブルサイト潰そうとして諦めたんだから大人しくスポンサーにしとけ

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