VALORANTの元プロ選手で現在はスペインを代表する人気ストリーマーとして活躍するMixwellは11月24日、eスポーツチームのOtakar Esportsを設立したことを発表しました。現時点でメンバーなどは不明なものの、VALORANT部門の設立を示唆しました。

現在28歳のMixwellは、2012年にCS:GOの競技シーンに参入。母国スペインのチームで実力を磨いた後、OpTic Gaming、Cloud9、G2 Esportsなど欧米のトップチームで活躍しました。2019年に競技シーンから休養を発表後はストリーマーとして活動していましたが、翌年2020年にVALORANT転向及び選手復帰を表明しました。

VALORANT移行後はG2 Esportsに加入し、初年度から6大会で優勝を収めるなどヨーロッパを代表するチームとして活躍。VCT 2021の開幕後はロスターから離脱するなど浮き沈みあるシーズンを迎えますが、VCT 2021 Stage 3 Mastersでは4位入賞、VCT 2022 Stage 1 Mastersではプレイオフ進出など国際大会で結果を残しました。

しかし2022年、G2のオーナーを務めたOcelote氏がアンドリュー・テイト氏のパーティーに参加したといったスキャンダルを受け、VCTのパートナーシップに落選したと報道。G2は報道を受けCEOの解任およびVALORANT部門を解散を発表し、Mixwellは2年以上所属したチームから離れることになりました。

2022年10月にはヨーロッパのパートナーチームに選出された母国スペインのTem Hereticsに加入しますが、VCT 2023 LOCK//INでは1回戦敗退、VCT EMEA 2023では8位、LCQでは初戦敗退など低迷が続き、昨年2023年10月に選手から引退を表明しました。

なお、選手として活動していた頃から配信や動画投稿に注力しており、母国スペイン向けにVALORANTの攻略動画を投稿するなどシーン発展に尽力。現在はYouTubeのチャンネル登録者数は58万人、Twitchは110万人を超えるなど人気クリエイターとしての地位を掴みました。

海外ではKarmine Corp、Gentle Mates、KOI、100 Thieves、Moist Esports、LOUDなど人気ストリーマーが立ち上げたeスポーツチームが多数存在しますが、Mixwellのチームも今後同じように成長していくことはできるでしょうか。スペインシーンを牽引し続けたMixwellの新たな挑戦に注目が集まります。

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