FNATIC、コーチのminiと契約終了を発表

イギリスを拠点に活動するeスポーツチームのFNATICは9月7日、VALORANT部門のアシスタントコーチを務めるminiと契約を終了したことを発表しました。

Through the highs, the lows, the comebacks, the trophies, and the many, many heart attacks.

There from the very start, but now time for a well-earned rest. Thank you for everything you've done for us, @minijake_ - and good luck with what's next 🧡 pic.twitter.com/mUpIGWRLog

— FNATIC (@FNATIC) September 6, 2024

現在30歳のminiは、2020年にVALORANTの競技シーンに参入。CS:GOで培った経験を活かして競技シーン黎明期からコーチとして活躍し、FNATICの前身となるSUMN FCではアマチュアチームながらFirst Strike EUでの準優勝、Red Bull Home Ground 2020での4位入賞に貢献しました。

そして2021年2月、SUMN FCでの活躍が評価され、選手とコーチ含むチーム全体でFNATICと契約。度重なるロスター変更を重ねながらも、VCT 2023 Masters Tokyo、VCT 2023 LOCK//INでの優勝、VCT 2021 Stage 2 Masters、VCT EMEA 2023での準優勝など多数の国際大会で上位入賞に貢献。キャリアを通して10を超える国際大会出場を果たしました。

しかし2023年9月、ワークライフバランスを重視しヘッドコーチを辞任を表明。今後はサブコーチやジェネラルマネージャーとして新たな所属先を模索していくことを発表していましたが、同年12月にアシスタントコーチとしてFNATICへ復帰を表明。今シーズンはVCT EMEA 2024 Stage 1、Stage 2での2連覇、VALORANT Champios 2024の6位入賞に貢献しました。

今回の発表について、自身のXでは「コーチングから一旦離れ、来年は他の選択肢を検討することにしました。配信活動をしたり、Patreon（ファンクラブサービス）を成長させたり、そして何よりもリラックスしたいと思っています。FNATICでは素晴らしい経験を積むことができました。過去数年間一緒に働いてくれた素晴らしい皆さんに感謝します」とコメントを残しました。

miniが退団したFNATICのロスターは以下になります。

•  Jake "Boaster" Howlett
•  Emir "Alfajer" Ali Beder
•  Timofey "Chronicle" Khromov
•  Chris "Elmapuddy" Tebbit（ヘッドコーチ）
•  Jacob "mini" Harris（アシスタントコーチ）
•  Leo "Leo" Jannesson（ベンチ）
•  Nikita "Derke" Sirmitev（LFT）