Boaster「今年はジェットコースターのような1年だった」

韓国で開催中のVALORANT Champions 2024のプレイオフでSentinelsに敗れ今大会敗退となったFNATICですが、所属選手らが記者会見で試合を振り返りました。

今大会ではどのような経験が得られましたか？

hiro：いろいろな経験を積むことができ、本当に楽しかったです。これ以上試合をできないのは悔しいですが、自分の良い面と悪い面の両方が分かったと思います。FNATIC加入から良いスタートを切ることができましたが、今大会でそれを継続できなかったことが悔しいです。

今回の試合は片方がリードした後、もう片方のチームがリードを奪い返すシーソーゲームのような試合でした。チームのメンタルやパフォーマンスに影響はありましたか？

Boaster：VALORANTは自分自身と戦うゲームです。メンタルとフィジカルの両方が試されます。今回はどちらに転んでもおかしくない試合でしたが、時には上手くいかないこともあります。もちろんストレスを感じていましたが、Team HereticsやDRXの試合に比べると、今回のほうがストレス面には上手く対処できました。

大きく成長できた試合でしたが、敗れてしまい残念です。特にサンセットはフラストレーションが溜まりました。敵への反応が遅れてしまい、そこを見事に突かれました。あまり練習していないマップだったためか、リテイクも上手くいきませんでした。

正直なところ、終わることができホッとしています。ようやくぐっすり眠ることができます。今は頭痛が酷く、今夜はまだ無理かもしれませんが、数日後にはしっかりと眠ることができるでしょう。決勝を観戦してまた数日落ち込むかもしれませんが、きっと眠れるでしょう。

（記者会見に乱入してきたZellsisからの質問）バインドで私が5キルで終了した後、どのようなことが頭によぎりましたか？

Boaster：正直なところ、スコアは見ないように意識しているため君が何キルしたか気づきませんでした。そのため、スコアは特に見ずに次のマップに進みました。君がバインドで5キルを決めて、バインドは終わったんだね。

2024年シーズンを振り返ってみていかがですか？

Boaster：シーズンの序盤は今年はきっと上手くいくだろうと考えていたため、最低1つの大会での優勝を目指していました。しかし、KICK-OFFで早々に敗退したことでメンタルが崩れてしまいました。Masters Shanghaiには出場することができましたが、結果を残すことはできませんでした。今年はまるでジェットコースターのような1年でした。

私たちはより強い絆を深めることができましたが、昨年と比べてゲームに対する見方が変わりました。今回敗北してみて、ゲーム自体は大好きですが、それと同時に嫌いになる気持ちもありました。それが現実です。勝つことができればよかったのですが、メンタルは上手くコントロールできません。今の気持ちを上手く言葉にできません。

Chronicle：全体としてみれば、がっかりした1年だったと思います。目標は優勝でしたが、達成することはできませんでした。しかし、プレイの面では大きく成長しました。私たちの多彩なエージェント構成やプレイスタイルがより注目された1年だったと思います。

以前は1人で相手5人を倒すような個人技に頼る面が大きかったですが、今ではチーム連携を重視し敵に隙を与えないチームになったと思います。今年は昨年よりもチームとしてまとまりがありました。ただ、他のチームも昨年より大幅に強くなっていたため、苦戦したのだと思います。

Elmapuddy：今年は浮き沈みの多い1年でした。昨年のチームの戦績から非常に高い期待感をもって臨みましたが、Masters Madridへの出場権を手にすることはできませんでした。続くStage 1では優勝を収めましたが、Masters Shanghaiでは望んだ結果を得ることはできませんでした。もちろん、健康面の問題もあったと思います。

Leoという優秀な選手を失った時は「これ以上また苦戦するのか」と思いましたが、hiroが加入してからチームの勢いは増し、Stage 2の優勝から、VALORANT Champions 2024で6位に入賞したことには正直驚きました。世界で最も優れた選手を失ったにもかかわらず、hiroが他の選手とともに成長し、ベスト6に入ったことはきっと皆さんの記憶に残るでしょう。今日負けたことは悔しいし、もっと良い結果を残すことはできたと思いますが、良いこともたくさんありました。Boasterが発言したように、今年は感情のジェットコースターのような1年でした。