aspas「デュエリストになる素質があるに関わらず、その役割を諦めてしまう人が多い」深刻な人材不足に陥るブラジルシーンに不満を漏らす

ロサンゼルスで開催中のVCT AMERICAS 2024 Stage 2でプレイオフ進出を確定させたLeviatánですが、同チームのデュエリストを務めるaspasがデュエリストが不足するブラジルシーンについて自身のXで不満を漏らしました。

昨年11月、aspasが抜けた穴にqckを獲得したLOUDですが、成績不振から今年5月に契約を終了。現在はキャプテンのSaadhakが急遽デュエリストを担当していますが、直近2ヵ月のK/Dは0.73と他チームのデュエリストと比較し大きく劣る状況となります。Saadhakはインタビューで「デュエリストをプレイすることが苦痛に感じる」と不満を漏らすなど深刻な人材不足に陥るLOUDですが、aspasがその状況に自身の意見を述べました。

「あまりこういったことに口を挟まない性格ですが、私の役割であるデュエリストについて1つだけ言いたいことがあります。昨年から発生している問題で、残念に思うことが1つあります。それはデュエリストになる素質があるに関わらず、インターナショナルリーグには優れたデュエリストはたくさんいると思い込み、その役割を諦めてしまう人が多いといったことです。」

「デュエリストおよびエントリーフラッガーは、多くの人が思っているような使い捨ての役割ではありません。個人的な意見では、他のどの役割と同じくらい重要だと感じています。優れたデュエリストはキルだけでなく、より多くの仕事が求められます。そのため、もしデュエリストを夢見ているのであれば、他人の意見を聞かずに自分の好きな役割を突き詰めてみてください。そのせいであなたの才能が無駄になってしまうかもしれません。」

Eu não sou muito de falar mas como é a função que eu faço, se tem uma coisa que me deixou chateado que esta acontecendo desde o ano passado é que, eu vejo muita pessoa que tinha potencial para ser um bom duelista abandonando a role porque pensou que não teria lugar na franquia…

— aspas 🌪️ (@aspaszin) July 7, 2024

aspasが言及するように、tuyz、havocといった選手がインターナショナルリーグに参戦してからデュエリストから役割を変更しました。tuyzはLOUDに加入しコントローラーとなり、havocはFURIAに加入してセンチネルに役割を切り替えています。LOUDは今年5月にqckが退団した後、tuyzにデュエリストを引き継ぐ予定でしたが、tuyzが「デュエリストはやりたくない」と話していたことがSaadhakのインタビューから明らかになっていました。

一方、aspasは昨年10月にLOUDからLeviatánに移籍し、自身初となる英語をコミュニケーション言語とする国際チームながら、VCT AMERICAS 2024 Stage 1では3位を記録するなど好調な成績を維持しています。直近2ヵ月のK/Dは1.32と驚異的なパフォーマンスを記録し、レギュラーシーズン8勝1敗といった戦績に大きく貢献。今大会のプレイオフ進出を決めました。