昨年6月に19歳の若さでこの世を去ったTwistenの死から1年、Vitalityでヘッドコーチを務めたSalahが自身のX(旧Twitter)で当時を振り返りました。
今日でTwistenが亡くなってから1年が経ちました。彼がどれほど恋しいか、そして彼がいない生活がどれほど苦しかったを伝えたく手紙を書こうと思いました。しかし、彼に相応しい言葉ですべてを表現することは難しいです。そのため、代わりに彼とのお気に入りの瞬間とこの写真(当記事のサムネイル画像)の裏話を皆さんに共有することで彼を祝いたいと思います。
サンパウロで開催されたVCT 2023 LOCK//INの前に、Twistenはクリスマスの間に起きた自分が抱える苦しみを率直に話してくれました。そしていつも誰にでも心を開いていた彼は、大会でキルを発生するたびに慈善団体に寄付することを誓いました。自分が苦しんでいる時でさえ、他人を助けようとする彼の姿勢は変わりませんでした。
私から見た彼は、VALORANTのロナウジーニョでした。彼のプレイスタイルは美しくもあり、爆発的でもありました。しかし、私の中では彼が経験してきた苦しいことを乗り越えて、再びトップシーンに戻れるとはどこか信じられない部分もありました。
競技シーンから一時休養を取った後の彼は、練習で大いに苦しんでいました。これまで30キルをゆうに超え、圧倒的なプレイを見せていた彼が、そのレベルに戻れないところを見るのは心配でした。私たちがLOCK//INのためにブラジルに到着してからも、第1試合まで彼はスクリムで本来ののパフォーマンスに達していませんでした。
そのため、最初の試合の日、私は非常に不安でした。チームとして成功を収めるためには彼が本来のパフォーマンスを取り戻す必要があったためです。
しかし、彼は他の誰よりも勇敢な行動をしてくれました。試合前に彼は私に近づき、緊張していること、そして何か言葉をかけてほしいことを伝えてくれました。コーチを経験してきた人ならわかると思いますが、それは非常に稀なことです。
そして私は彼がステージで爆発的なパフォーマンスを見せて欲しいと強く思いました。ステージに上がり、円陣を組み、私も最後の手段として彼を引き寄せてこう言いました。
「Twisten、君は本当にすごい選手だ。俺たちは絶対に勝つよ。俺たちはいつも一緒だ。俺はすぐ後ろにいるよ。俺たちは家族だ。一緒に打ち負かそう、兄弟。」
途端に彼の目が輝き、電気が走ったようでした。まるでスイッチが入ったようでした。Twistenはスクリムで非常に苦労していましたが、試合では驚異的なパフォーマンスを見せてくれました。再び自分を取り戻し、爆発的なプレイを見せてくれました。ほとんどのシーンを今でも覚えています。その試合のアーカイブでは彼のプレイを見てどれほど楽しかったかを見ている私が映っています(Vitalityは1回戦でGEと対戦し2-1で勝利、Twistenは60キル36デスといったパフォーマンスを披露した)。
復活した彼を見たその日は、私の人生で最高の1日になりました。彼の強さの証でした。その時、私は気づきました。「彼は本当の戦士だ」と。戦い続けた彼に少しでも近づけるように、私は今も毎日トップシーンを目指し続けています。
愛しているよ、弟よ。私は君のために勝つまで、絶対に諦めない。
— Salah Iyad Husni (@SALAHihb) June 7, 2024
悲しいなぁ
返信削除うまいし強くてプレイに魅了されたし、エピソード知るたびに好きになっていった選手だった
返信削除コーチもあまり背負いすぎないでね。
返信削除生きてたらVALORANTの象徴になるような選手だっただろうな
返信削除タイトルもらってからずっとつけてるよ😢
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