t3xture「エントリーの役割はキルを取ることだと思われがちだが、道を切り開くことも仕事の1つだ。あとはチームメイトが片付けてくれると信じている。」

韓国では現在、世界大会出場をかけたVCT PACIFIC 2024 Stage 2が開催中。先日行われたT1戦で見事勝利を収めたGen.Gですが、同チームのデュエリストを務めるt3xtureが試合の感想をSportskeedaのインタビューで振り返りました。

T1戦勝利おめでとうございます。試合を振り返ってみていかがですか。

素晴らしいプレイを見せたKaronを本当に誇りに思います。ただ、Masters Shanghaiから休みが取れていなかったため、個人的には疲労がかなり蓄積していました。幸運にも次の試合まで2週間の休みがありますので、必要な休息を取る予定です。

スプリットでは8-12からオーバータイムで勝ち切りましたが、何か戦術の変更などありましたか？

正直なところ、メンタルを保ち続けることが勝因に繋がったと思います。最初はステージ上で少し変な感じがしていたのですが、恐らく中国で多くの時間を過ごしたことで再び慣れることに時間がかかったのかもしれません。

逆転に関しては、たとえ2、3ラウンド差を付けられたところで自分たちは逆転する力を持ったチームだと分かっています。そのため、特に心配はしていませんでした。ラウンドでは負けていましたが、「よし、このまま続けて逆転しよう」と話していたと思います。

Gen.Gのデュエリストとしてエントリーを行っていますが、個人的なプラッシャーなどありますか？

エントリーは自然と注目を浴びるポジションですが、今はどこのチームも非常に賢く、エントリーを倒すことができればラウンド獲得が楽になることを理解しています。

そのため、表面上の私の仕事はエントリーしてキルを取ることですが、例え私が倒されたとしてもチームメイトがいます。エントリーの役割はキルを取ることだと思われがちですが、チームのために道を切り開くことも仕事の1つです。あとはチームメイトが片付けてくれると信じているため、必要に応じて炎の中に飛び込んでいきます。

VCT 2024 Masters Shanghaiでの優勝おめでとうございます。どのような学びが得られましたか？

Masters Madridでも優勝するチャンスはありましたが、メンタル的に崩れ、内部で崩壊してしまいました。Masters Shanghaiの決勝では1-2で押されていたものの、その経験を活かして逆転勝利することができました。これが中国で得られた教訓です。Masters Madridがあったからこそ、今回優勝することができたと思います。

パシフィックリーグ初の世界王者となりましたが、韓国に帰国してみて周りからの評判はいかがでしたか？

パシフィックリーグの選手や韓国の友人からたくさんの祝福のメッセージを頂きました。たくさんの嬉しい言葉を頂きました。

サンセットではいつもより積極的なプレイが見られました。それはジェットの調子が上がっていたからでしょうか？もしくはサンセットが好きだからでしょうか？

単純にジェットが一番好きで、一番自信のあるエージェントだからです。サンセットは最終3マップ目でしたが、自信を持ってプレイすることができました。

中国では優勝を収めましたが、Championsへの出場がかかるVCT PACIFIC 2024 Stage 2ではどのようにシーンが変わっていくと思いますか？

パシフィックリーグでまた優勝を収めることができるとは思っていません。パシフィックリーグには恐ろしいチームがたくさんあり、すべての試合に全身全霊で臨む必要があります。Masters Shanghaiで優勝したからとはいえ、また通過できるとは考えていません。ひとまず今は休息を取り、一戦一戦に集中することです。

Global Esportsに所属した昨年はセンチネルをプレイされていましたが、Gen.Gではデュエリストに復帰しました。どちらの役割が好きですか？

デュエリストが自信のあるエージェントだとは言え、先程も話したようにエントリーは非常に難しいポジションです。Global Esportsに在籍していた昨年は良い結果を収めることはできませんでしたが、個人レベルとして動くならセンチネルの方が快適だったと思います。最近のエントリーは直面する問題が多くありますからね。