potter「選手が脱退することは既に予感していた。彼らにも他のチームが羨ましいと思った瞬間がきっとあったはずだ。」

昨年8月、VALORANT Champions 2023で優勝を収め見事世界王者に輝いたEvil Geniusesですが、先日にはロスターの5人中4人を入れ替える大幅な再編成を行いました。

Ethan、Demon1、Boostio、C0Mとチームを牽引した選手らが離脱し、現在当時のメンバーはjawgemoのみとなるEvil Geniusesですが、当時の心境や今後の目標をヘッドコーチを務めるpotterがDot Esportsのインタビューで語りました。以下、一部引用した文章を抜粋しています。

「昨年のMasters Tokyo、Championsの前に、このメンバーで今後も活動することはできないだろうなと分かっていました。選手が脱退することは既に予感していました。Boostio、C0M、jawgemoに関しては、2、3年年前からコーチとして指導してきました。人生の様々な局面と共にしてきました。選手たちには『他のチームが羨ましい』と思った瞬間がきっとあったはずです。私自身もそうでした。」

「このオフシーズン、選手たちには様々な選択肢がありました。何人かの選手は多額の金銭を得ることができるオファーもありました。お金に囚われず今後も同じロスターで活動すること、より多くの勝利を目指すことをメンバーで今一度話し合いましたが、難しい選択でした。しかし、jawgemoがチームに残る選択をしてくれたことは正直驚きました。彼に感謝しています。私は幸せな人間です。」

「そして今回の新体制は、柔軟性、そして人柄を重視しました。Derrekは非常に撃ち合いが強く、性格も良く、チームを盛り上げてくれます。もしシーズン後半に0勝4敗だとしたら、彼にチームの指揮を上げてもらいましょう。彼のエイムには未知数の可能性を秘めています。」

「supamenは選手として非常に成熟しています。実際、私は過去2年間、彼をチームに欲していました。今回彼がチームに加入してくれて、本当に興奮しています。また、チームのIGLを務めるNaturEはトライアル初日から欲しいと思わせてくれる選手でした。自分を犠牲にすることができる選手で、周りから一歩下がり、選手たちに的確な指示を出すことができる人材でしょう。」

新たにApoth、Derrek、NaturE、supamenと4人の選手を迎え入れたEvil Geniusesは、今月16日に開幕するVCT AMERICAS 2024 KICK-OFFに出場予定。初戦でKRÜ Esports、G2 Esportsの勝利チームと対戦します。