ドイツでは現在、Masters Madridへの出場をかけたVCT EMEA 2024 KICK-OFFが開催中。初戦でViltaityを破りプレイオフ進出を決めたFNATICですが、キャプテンを務めるBoasterが燃え尽き症候群の対策をDexertoのインタビューに語りました。
昨年は過密スケジュールが大きな問題となったVCTの大会形式ですが、今年度は好成績を収めたチームは過密スケジュールが続く一方、早々に敗退が決定したチームは1ヵ月以上公式戦がない日が続くなどプロ選手やコーチから不満の声が寄せられています。
Riot Gamesは来年の2025年度からスケジュールを大幅に改善すると明らかにしていましたが、今大会の優勝候補で、続く世界大会で優勝を狙うBoasterが燃え尽き症候群を回避するための策を語りました。
「シーズン中の練習面で変更を加える予定です。今シーズンは週6日から週5日に練習を減らし、休息と回復を優先します。休息を確保し、チームの絆を深めることに専念するかもしれません。もちろん、大会前には練習を増やします。大会直前に再度体制を整え、私たちの目標やビジョンを再確認します。」
「今回は全員で協力し大会に向けた準備を行い、チームメイト全員が同じ船に乗っていることを再確認したいです。私たちは1つのチームです。誰もが果たすべき仕事があります。もし誰かが誰かを失望させた場合、全員で改善します。」
FNATICのように昨シーズンの結果を受け練習スケジュールを改善したチームもある一方、Talon Esportsに所属するGovernorは「2ヶ月間、1日9時間、週6日練習を行ってきた」とインタビューで語るなど大幅なロスター変更を行った新興チームはハードワークでその差を埋めようとしています。
効率的な練習、そして休息と練習のバランスが重要視される現在の競技シーンですが、今年はどのチームが王座を勝ち取るでしょうか。パシフィックでは既にプレイオフ進出チームが出そろうなど、各リーグで徐々に勢力図が見えていく中、今後の動向に注目が集まります。
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