「Talon Esports」に「ban / Governor / lenne」が加入、国際チームに再編成

東南アジアを拠点に活動するeスポーツチームTalon Esportsは11月17日、VALORANT部門にban、Governor、lenneの3人が加入したことを発表しました。タイ国外の選手を取り入れた国際チームで来シーズンに挑戦します。

Out with the old, in with the new! 👏

The cards have been revealed. Let's welcome our newest additions to our roster for the #VCTPacific 2024!#SOARWITHTALON pic.twitter.com/48SIZAdDHy
— TALON (@TALON_ESPORTS) November 17, 2023

現在23歳のbanは、2020年にVALORANTの競技シーンに参入。Luminosity、Knightsなど北米の中堅チームを経て、昨年8月にT1に加入を発表。拠点をアメリカから韓国に移し、パシフィックリーグ参戦を発表しました。

T1ではVCT PACIFIC 2023で3位入賞を果たし、国際大会VCT 2023 Masters Tokyo、VALORANT Champions 2023へ出場。コントローラーやデュエリストを担当しチームの基盤を支えますが、個人戦績ではK/Dは1.0を切るなど低迷。今年9月に契約終了が発表されました。

また、現在20歳のGovernorは、2020年に北米の競技シーンに参入。Complexity、Built By Gamers（ストリーマー部門）など北米のプロチームで活動しますが、キャリアの大半をアマチュアチームでプレイ。前シーズンはTurtle Troop（旧ゼニガメ団）に所属し、アマチュアチームとして唯一VCL 2023 NAへ出場しました。

長い下積み時代にはデュエリストやイニシエーター、コントローラーなど幅広いエージェントを担い、公式戦では計16エージェントを披露。ジェットでは200試合近くプレイする中、K/Dは1.22、ACSは250.3と高いパフォーマンスを発揮しました。またアメリカと韓国の二重国籍のため、現地選手枠としてロスターに参加します（情報元はReddit、要出典）。

続けて現在23歳のlenneは、2020年にVALORANTの競技シーンに参入。翌年12月に加入したBleed Esportsではシンガポール/マレーシア予選を勝ち抜きVCT 2022 APAC Stage 1、Stage 2へ出場を達成。昨年12月にはパシフィックリーグに参戦したTeam Secretに加入しますが、リーグでの出場試合はVCT PACIFIC 2023のDRX戦のみで、今年9月に契約終了が発表されました。

lenneはイニシエーターを得意とすることで知られ、キャリアを通して200試合以上プレイするソーヴァではサポートながらK/Dは1.11と安定したスコアを記録。今シーズンはフィリピン人主体のチームでプレイしたため言語の壁などに難航したと考えられますが、約1年ぶりに母国語（英語）のチームに戻りどう活躍するか注目が集まります。

新たに3人が加入したTalon Esportsのロスターは以下になります。