今年9月、CREST GAMING ZstからGON、NORTHEPTIONからDerialyの獲得を発表したFENNEL。先日行われたRed Bull Home Groud 2023の日本予選トーナメントでは優勝を果たすなど躍進を続けています。
そこで当サイトでは新たに加入したGON、Derialyの2人にインタビュー。FENNELに加入した理由や今後の目標についてお伺いしました(インタビューはRed Bull Home Groud 2023の日本予選トーナメント開催前に収録しました)。
まずは自己紹介をお願いいたします。
GON:FENNELのVALORANT部門所属のGONと申します。VALORANT4JPに載ることができるとスタッフたちから聞いてきました。自己紹介に1ボケを入れた方が良いかなと思いましたが、今日はプロゲーマーのGONとして来ているので、よろしくお願いいたします。
Derialy:この度、FENNELのVALORANT部門に所属することになりました。Derialyと申します。よろしくお願いいたします。
GON選手に関してですが、昨月は「海外アナリストが報じる」の件でご迷惑をお掛けし大変申し訳ございません。
GON:もしかして今からまたインプレッション稼がれちゃいますか?というのは全然嘘で、まったく気にしていないので大丈夫です。僕も「報じる」シリーズが好きなので気にしていません。自分もTwitterで「ジャーナリストが報じる」シリーズ使っていますので、どんどんネタにしてください(笑)。
“海外アナリストが報じる”👈これやられてて草
— GON (@gonsan_vl) August 7, 2023
すみませんありがとうございます。移籍リークを目にしたくなくなったら「が報じる」をミュートにしていただければ幸いです。実は当時、その流れからGON選手の痔の件もネタで記事にしようか迷っていました。
GON:めちゃくちゃ面白いですね(笑)。Twitterの細かいネタまでぜひ拾ってください。自分とかノリアキさん、そういうの大好きでネタにしまくっているので大丈夫です。
インプレッション稼ぎに俺の痔が悪化してる記事も書いていいぞ
— GON (@gonsan_vl) September 5, 2023
少し話が脱線しましたが、お二人には多数のオファーがあったかと思います。その中でFENNELを選んだ理由を教えてください。
GON:ありがたいことに、色々なチームから声がかかりました。お金の面であったり、その他の待遇の面であったりすると、FENNELより勝るチームはありました。しかし、自分の中でチームを決める基準として、一緒に戦うメンバーが重要だと考えています。
シンプルな理由ですが、様々なチームから話を頂いた中で、一番メンバーが熱いチームがFENNELだと思いました。実際のトライアウトも、今まで自分が受けてきたチームの中で一番質が高いように感じました。
これらがFENNELを選んだ大きな理由になります。またどのチームもトライアウトはするにはするんですが、一番丁寧だったのがFENNELだと感じました。
トライアウトを受けたとのことですが、自ら応募したのでしょうか?それともスカウトを受けた形でしょうか?
GON:そうですね。FENNELから「トライアウトを受けませんか」とオファーを頂いた形になります。
Derialy:僕も同じです。
ちなみに何チームくらいオファーがあったのでしょうか?
GON:声がかかったといいますと、"ほぼ"ですかね。Tier 2のほとんどのチームから声を頂いたと思います。
インターナショナルリーグのチームからはありましたか?
GON:「リーグチームからオファーを貰いました」というと、少し自慢に聞こえて良くないかもしれませんが、トライアウトだけだったら受けたチームもあります。トライアウトのみですのでアレですが、恐らく落選していたと思います。
続けてDerialy選手はどういった経緯、理由でFENNEL加入を決められたのでしょうか。
Derialy:GONさんが話した内容とかなり被ってしまうのですが、FENNEL含め、いくつかのチームでトライアウトをしている中で、選手個人の強さ、選手間のコミュニケーション、活動のしやすさといった面で、FENNELが断トツで頭一つ抜けていたと感じました。
フィードバックの効率などが凄く重視されているチームだと感じ、そこが加入の決め手になりました。
以前、REJECTがトライアウトでフィードバックを重視していると発表し話題を集めました。直近、トライアウトでフィードバックを重視するチームが増えているように感じますが、選手目線で見ていてもそう感じるところはあるのでしょうか?
Derialy:そうですね。僕がトライアウトを参加させていただいたチームはどこのチームもそういった方針を取り入れていました。実際に活動するとどのようなフィードバックを得られるのかをトライアウト中に実感できるので、好印象でした。
GON:自分も同じ感想です。
フィードバックを取り入れるとなると、すこし日数がも手順もかかってしまうように感じますが、具体的にどのような内容だったのでしょうか?
Derialy:トライアウトに参加した選手が次回のスクリムの時までどれくらい指摘された内容が改善、修正できているかを評価する様なイメージです。フィードバックを取り入れるといったことでトライアウトに日数がかかってしまうのは少ししょうがないのかなと思います。
GON:逆に、フィードバックがトライアウト内に組み込まれていないチームもありました。それでも良いと感じるプレイヤーはアレかもしれませんが、自分は少し雑だなと正直感じました。
チームに入らせてくださいといった姿勢で選手たちは申し込んでいるわけですが、そういったフィードバックなどもしてくれないと、コーチがどういった目線で見ているかも選手側は掴めません。
トライアウトというと、やはり就活みたいなものじゃないですか。選手たちも会社を選ぶような立場で参加しています。今回、様々なチームのトライアウトを通してそういったフィードバックなどは全チームに取り入れてほしい文化だと強く感じました。
Derialy:完全に同意です。
ありがとうございます。そしてFENNELに加入された訳ですが、チームメンバーの印象を教えてください。
GON:本人たちの前ではこういうのってなかなか恥ずかしくて言えませんよね。
Derialy:ボロカスに言っちゃうのかな?
GON:違うでしょ(爆笑)。恥ずかしくて言えないような良いことを言います。
では、GON選手からお願いいたします。
GON:まず、チームリーダーのCLZさんはファンの皆さんも見てて分かるように、かなり温厚で優しい性格です。チームメンバーたちにも絶対に傷つかないように言葉を選んで発言してくれます。変な感情を与えないように、気を使って話してくれます。
あとはあまり感情的にならないですね。自分の中で物事を整理してから伝えてくれるので、一緒にフィードバッグなどをしててやりやすいですし、チームにとって非常にありがたがられる存在です。そういう面でもチームリーダーに相応しいと思います。
リーダーとしての素質はかなり高いと思います。チームメイトのことを本当に考えてくれているんだなと、話していて思います。凄く有難い存在です。
その点に関しては前回のインタビューを通して、私も非常に感じました。しかし前回のインタビューでCLZ選手は「GONは練習”では”本当にまじめです」と話されており、互いにいじられ、いじり合う仲なのかなと感じておりました。
GON:そんなことを話していたんですね(笑)。そういったところも彼の魅力の1つです。
次にXdll選手、SyouTa選手、Derialy選手について教えてください。
GON:Xdllは、CLZさんの真逆です。言葉を選ばずに、思ったらすぐに話しちゃうタイプです。思ったことをすぐに話してしまうので、良い意味で素直だと思います。
しかし、こういった選手が1人チームにいてくれるとありがたいです。「みんな心の中では思っているけど、これ実際どうなんだろう」といったことも彼はパッと口に出してくれます。彼もCLZさんと同じように、チームに1人いると非常にありがたい存在です。
まぁ、可愛くはないんですが。
Derialy:(笑)
GON:次にSyouTaについては、実は結構以前から仲が良いですね。XdllとSyouTaの2人に関しては、FENNELに加入する前から関係がありましたね。Xdllとは昔から知り合いで、SyouTaとは一緒に遊ぶ時期が長かったです。
これは知る人ぞ知る情報なんですが、SyouTaさんとは昔同じチームでプレイしていました。
Crest Gamingですよね。
GON:そうですね。SyouTaさんがCrest Gaming所属時期に「GON、どう?俺はお前とプレイがしたい」と熱く語ってくれましたが、自分が加入して2週間後に彼はいなくなりました。
そういったエピソードもあるんですが、SyouTaは非常に心強い選手で、その上ストイックです。彼に限った話ではないのですが、特に彼はストイックだなと感じます。普通に強いですし、彼を見ていたら自分も頑張らないといけないと思わせてくれるような選手です。
そして、Derialy選手についてですが、確かFENNELにいるSyouTa、CLZ、Derialy、そして自分が20歳で同じ年齢だったと思います。CLZさんだけ学年が1つ上らしいですが、全員が今年21歳の代です。そして昔から仲良くなりたいなと思っていたDerialyさんと、気づいたら同じチームメンバーとなっていました。
一緒にやってみた感想としては、非常に冷静なタイプで、CLZさんと結構タイプが似ています。頭の中で整理してから話しているような感じで、どのチームに移籍しても活躍できるような選手だと感じています。
めちゃくちゃやりやすくて、シンプルに上手いなと思います。ちゃんと考えてからプレイしており、見習わないといけない部分だと感じています。
Derialy:ヤッター!
次にDerialy選手のチームメンバーに対する印象を教えて下さい。
Derialy:CLZさんとは過去に一度同じチームでプレイした経験があります。ゲームや大会に対する考え方が前から変わっておらず、それに対する熱意や取り組み方を本当にリスペクトしています。GONさんも話していましたが、人に対してキツイ言い方などもせず、伝え方が丁寧です。本当に必要な部分だけを抽出し、優しく前に向きに話してくれるところがとても好きです。
次にXdllさんについてですが、当初は全く関りがなく、どういう人か分からなかったんですが、トライアウトの中でコールで助けてくれる面などもありました。年齢はチームの中では一番低いんですが、チームを引っ張ってくれるところが本当に印象的でした。
SyouTaさんは、本当に勝ちたいんだなといったところが試合中にも伝わってくる選手です。なおかつ、とにかく撃ち合いが強くて、敵として対戦していた時もそうだったのですが、今同じチームとしてやっていても、その強さに驚かされます。最強という名に相応しいプレイヤーだと思います。
GON選手は、THE 盛り上げ役です。という所に加え、チームが苦しい状況になっても良い動きを提案してくれて、チームを救ってくれる最強の人です。
前回のCLZ選手へのインタビューではDerialy選手は発言が多くプレイがしやすい、2番目のIGLとして挙げていました。それについてどう感じていますか?
Derialy:そうなんですかね?みんなで作戦などを話し合っていることは確かに多いです。GONさんへの印象の時にも話しましたが、チームが苦しい時にはみんなで作戦を出し合い、その最終決定権がCLZさんにある感じです。
ありがとうございます。それでは新体制のエージェント構成について教えてください。
GON:自分がジェットで、SyouTaがスモークです。
Derialy:そうなのかな・・・・(笑)?
前回のインタビューではSyouTa選手がデュエリストと話されていましたが、真偽はどちらなのでしょうか?
GON:あれ?
Derialy:まぁ、マップとかによってエージェントは変わってきますからね(笑)。
GON:とりあえず、GONがジェットと言うことでよろしくお願いいたします。
少し話はそれますが、2019年に行われたGGC 2019の公式記事で一度Derialy選手を取り上げたことがあります。同一人物かどうか本人に確認したいとずっと思っていたのですが、間違いないですか?
Derialy:そうです!懐かしい!もしかして自分が大会期間中にポッキリ骨折してしまった例のヤツですか?
仰る通りです(笑)。ここで確認することができよかったです。CS:GOからVALORANTに移行しても活躍し続けるDerialy選手を見て、嬉しく感じていました。
Derialy:ありがとうございます(笑)。本当に懐かしすぎます。確か4、5年前ですかね?骨折して苦しい中、大会に出場したのを記憶しております。実は当時、骨折さえしていなければ、オフライン決勝にいけたんじゃないかなとメンバーから言われていました(笑)。
それでは、今後の目標についてお聞かせください。
GON:ひとまず、今のチームは勝つことができるメンバーだと思っています。絶対に勝つことができると思っています。チームメンバー全員が互いをリスペクトできるような良いチームですので、自分が足を引っ張らないように頑張ります。まずは目の前の試合に全部勝ちます。これが今の目標です。
Derialy:みんな本当に強くて、尊敬できるメンバーです。今後出場する大会でも1位を取り続けて、このままインターナショナルリーグに向け勝って勝って勝ち続けたいです。
最後になりますが、何か一言ございますか?
GON:もっと俺を記事にしてください。ちなみになんですが、「FENNELにはFPXというコールアウトが存在します」。
Derialy:実際あるね。チーム名をもとにした作戦は色々あるね(笑)。
GON:あとはFENNELにGONが加入した理由に「俺と家族が一生食うに困らない金額を提示された」と付けといてください。全然記事に入れて問題ありません。
Derialy:それ、どっかでみたことあるな(笑)。sScaryのやつだ(笑)。これでFENNELがアセンショントーナメントに出場したらめっちゃ話題になるね。
GON:あとは「俺は今までVALORANTを多くプレイしてきたわけでない」も大丈夫です。タイトルにも入れて貰って大丈夫です。
FNATICには「DRX」というコールアウトが存在する|VALORANT4JP https://t.co/dT2ImH95gJ
— VALORANT4JP (@VALORANT4JP) April 16, 2023
sScaryがBleed Esportsに移籍した理由をインタビューで語る、「私と家族が一生生活に困らない十分な金額でした」|VALORANT4JP https://t.co/1rV12f0efd
— VALORANT4JP (@VALORANT4JP) October 23, 2022
MaKo「悪い言い方に聞こえるかもしれないが、私はたくさんVALORANTをプレイしてきたわけではない」|VALORANT4JP https://t.co/p6fLaGHFaq
— VALORANT4JP (@VALORANT4JP) May 13, 2023
わかりました(笑)。では記事にふんだんにもりこませていただきます!長々とお時間を頂き、ありがとうございました!来シーズンのFENNEL、応援しております!
インタビューキター
返信削除過去一面白いインタビューだったわ
返信削除GONあまりにもウキウキすぎる
返信削除ノリノリだな
返信削除GONくんさあ…どうせこの記事もコメントも見てにやにやしてんだろ?
返信削除俺達もGONくんの楽しそうなところ見れて嬉しいよ
ほぼ全てのチームからオファーってすげえな
返信削除CRとZETAからもオファー来たらしい
削除普通はトライアウトのことオファーとは言わないけどね。
削除めちゃくちゃ面白い記事だったわ
返信削除derialyの5年前の過去までわかる中の人何者だよ
返信削除CSGO4JPっていうこのサイトの前進となるサイトの管理人だったはず
削除GON監視中
返信削除VALORANT4JPのことが好きすぎるストリーマー
返信削除強いメンツだから勝たなきゃいけないってプレッシャーもあると思うけど、気負わずに頑張って欲しい
返信削除GONふざけ倒してるなぁ・・・w
返信削除DerialyといいGONといいそんなに若かったのか
みっちーさんに憧れてFL入ったのかと思ってた
返信削除これ流石にネタだよな?w
削除GON4JP見過ぎでおもろすぎる
返信削除FLにGONが正式加入、「一部の方々が夢見てきたことが実現するかもしれません」
返信削除菌さんも入れよう
返信削除アレって便利な単語だよな、ゴン。
返信削除4jpはガチでfps好きなんだろうなって感じがして好き
返信削除へぇ〜 GGCの公式記事書いてたんだ
返信削除短い記事じゃないのにスラスラ読めておもしろかった
返信削除選手としてもフィジカル強い、若手(日本比)だから伸びしろは十分あるし、根の育ちの良さが伺えるからストリーマーとしてのイメージも良く人気も高くよく喋れる。
返信削除デバイスオタクと言う事でスポンサーも喜ぶ。
彼、企業目線では仕上がりすぎてるよ。
後オフラインイベントの企業ブースでの対応を見たけど、連日ずっとファンサしてもダルさや疲れを対応中全く感じさせないようにしてて、本当に20歳前後のメンタルかと驚いたというか、謙虚さ真摯さに感動したね。
返信削除GONって話上手いよね
返信削除んでいくら移籍もらって月額報酬いくらなん?
返信削除どうせ金が良いから行ったんやろ?
うーんこの文盲
削除文字すら読んでないだろうしもはやAIだろ
削除頑張れ
返信削除fpxコールってなんだ?オーメンエントリー?
IGLがファーストデスすることじゃない?()
削除syoutaが薄情者でワロタ
返信削除GONまじで話すのうまい、一人で成立するしもしプロやめても色んな道ある
返信削除GONってメガウォールズやってたあのGONなんだな
返信削除最近知った
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