ロサンゼルスで開催中の世界大会VALORANT Champions 2023で見事決勝進出を決めたEvil Geniusesですが、同チームに所属するEthanがチーム躍進の背景をONE Esportsのインタビューで語りました。以下、記事から引用した文章を掲載しています。

チーム間で移籍が活発に行われるオフシーズンだが、それは荒々しく予測不可能なものだ。その役割(ロール)で最高の選手であっても、新たに加入したチームでポジションを確保することは非常に難しい。

Evil Geniusesに所属するEthanはコミュニティにその舞台裏を伝えるため、トップチームがどのような選手を求めているのか、またEvil Geniusesがどのように躍進を遂げたのかをインタビューで語ってくれた。

当然のことだが、大会で注目されるのはデュエリストやIGLがほとんどだ。しかし、彼によると、各チームは常にチームの中核となる選手でロスターの構築を目指しているようだ。

また、彼は新しいチームに加入したときにワクワクと興奮が同時に押し寄せてくると話す。そして、彼にはチーム最高の選手になること以上の目標がある。それはチームプレイを意識した"チームプレイヤー"として優秀であることだ。

「私にとって、チームが最優先です。そして、それが各チームが私のような選手を求める理由だと思います。」

EthanはVALORANTの競技シーンに参入した2021年以降、最前線で活躍してきた。CS:GOの元スター選手である彼は、100 Thievesのメンバーの1人としてVCT 2021 Stage 3 Mastersに出場し、見事3位入賞を果たした。

しかし彼は2022年、100 Thievesと再契約を結ばないことを決断した。100 ThievesのCEOを務めるNadeshotは当時、「Ethanが私たちと共に戦ってくれることを心から願っていましたが、それは叶いませんでした」と、Ethanの脱退を惜しんだ。

彼が100 Thievesに残留しなかった理由は、スカウトした選手たちが将来有望に見えなかったからだ。それがNRGへ移籍を決めたと話す。彼は当時の事について、「それが自分のキャリアにとって、最善の道だと感じました」と語っくれた。

しかし、NRGでの時間は短く、僅か2か月後に再びフリーエージェントとなった。この動きが、彼のEvil Geniusesに加入する道へと繋がった。

EthanがEvil Geniusesに加入した当時、彼はロスターの中で最も著名な選手だった。彼は、チームは自分のようなチームプレイを意識する選手を中心にロスターを組みたかったのではないかと考える。

「そういった選手こそ、チームの宝なのです。Demon1のような選手は、掘り出せば見つけることはできます。しかし、チームの土台となる選手を見つけることは本当に難しい。特に私はVALORANTの競技シーン初期から戦ってきたので、そのような選手がチームには必要だったのだと思います。彼のような選手を5人集めれば、ただのギャンブルとなってしまいます。」

しかし、彼の予想に反して、Evil Geniusesは厳しいスタートを切った。VCT AMERICAS  2023の開幕に先立ち、チームは10人の選手を獲得することを宣言したが、レギュラーシーズン最初の5週は1勝5敗と散々な成績だった。

そしてチームはその後、Demon1を迎え入れ、彼をスターティングメンバーとして起用した。スターデュエリストを獲得したチームは右肩上がりに成長し続け、遂には北米トップチームに仲間入りを果たし、VCT 2023 Masters Tokyoでは準優勝を果たした。

「Demon1が5人目の選手として定着したことで、チームメンバーたちには目指す目標ができました。それ以前は一時的なメンバー変更が多発しており、雰囲気もそれほど良くありませんでした。スクリムでも選手の入れ替えが多発し、プレイする人としない人がでてきました。」

「度重なるメンバー変更で、モチベーションが低下する選手もいました。しかし、5人目の選手が確定したことで、何かが変わるかもしれないと全員が確信しました。そして、私たちはみるみる上達していきました。」

モチベーションの上昇はEvil Geniusesに確かな団結力を生み出した。国際大会でも成績を上げ、遂にはVALORANT Champions 2023への決勝に進んだ。本日LOUDに勝利を収めたEvil Geniusesは明日、決勝でPaper Rexと対戦予定だ。

28 コメント

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  1. bcjさん・・・

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  2. イーサンcsもトップ取ってVALORANTも取っちゃったらゲーム全クリじゃん

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    1. CSでトップ取ったと言えるかは怪しいところだが
      major best4だしTop20に一回入ってるし実績がトップクラスなのは間違いない

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    2. CSGO民にはその選手が本当に優れているかの一つの指標にmajorでの優勝経験があるかないがよく議論される。だから彼の場合は、その基準から言えばトップではない。あとNAシーンだけをみれば沈んでいる時期にEMEAのトップチームから声がかからなかったことから実績はあったがスタープレイヤーかと言われればそうでもない。ただ強い選手でああったことは事実だ。そういう選手だと私は認識している。

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    3. 配信でcsgoではtier3選手だってコメントあったんだけどまじなん?
      top20はいってた時期あってもcsgo民的にはそういう認識なんか

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    4. 一時期凄かったしトロフィーもあるのでtier3は絶対にない。tier2だね。

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    5. あの時期のNRG,EGは普通に強かったしTier1でいいと思う
      本当に一瞬だけだけどHLTV Rankings で1位になってたし

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    6. tier1,tier2の定義は曖昧だから人によるよね。でもtier3は絶対ないと思う

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    7. 明らかにT1でしょ 2019年あたりの活躍を忘れたか?当時の名前はnahteだったから忘れちゃったんじゃないか

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    8. 配信中誰も異論唱えないからハードルたっかいなぁって思ってたんだけどそもそも俺みたいによくわかってない人だらけだったのかもしれない
      ここのcsgo民からしたら低く見積もってtier2で人によってはtier1クラスって感じっぽくてほっとしたよ

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    9. tier2ってコメントした者だが、俺は忘れてないし、今でも記憶に刻まれているよ。それで少しだけトロフィーの大会のことを調べたけど国際大会かつ当時の強豪チーム相手に優勝しているからどう考えてもtier1だね。俺はランキング至上主義じゃないしmajorに勝つことがtier1の証だと思ってた。でも偏った意見だと指摘されて気づいた。彼は間違いなくtier1選手だった。間違いない。指摘してくれてありがとう

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    10. メジャー優勝がTier 1だったら、本当に限られたチームだけになっちゃうよ。CS:GOはメジャーに出て、トップ8、16くらいに入ることが出来れば確実にTier 1

      ethanはESL、IEM、cs_summit、StarSeries、BLASTでも優勝しているし、それでもTier 2って言われた俺は悲しいよ

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    11. hltvとliquipedia見てみるとvaloに来る直近1年ちょいはアメリカ内でしか成績残せてないっぽいんだけどどうなの?
      valoしか知らない俺からすると、valoで言う2022は活躍したけど2023は奮わないyay、sacy、pancada辺りな感じに見える

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    12. 2020年の大会に関してはコロナで世界大会が全くできなかった
      だから2つ取ったs tier大会どちらもアメリカ止まりだった 価値があるかは人によって変わるところ
      僕は正直そこまでの価値はないように感じる

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    13. 結局コロナによって人の流れが止まってNAとEUの差が決定的なものになった
      あとは下の記事の通り
      ただ勝てなくなったからvaloに来たってわけではないよ
      https://www.csgo4jp.com/2021/03/ethancsgovalorant.html

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    14. コロナのせいでうやむやなってTier1と2で評価わかれてる感じかーありがとう

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    15. >hltvとliquipedia見てみるとvaloに来る直近1年ちょいはアメリカ内でしか成績残せてないっぽいんだけどどうなの?

      2020年はコロナで世界大会が無かったから、アメリカ内だけで結果を残せていたら十分にトップチーム。Ethanは普通に成績もよかったから、成績不振でvaloに来たわけではない。

      そもそも、goの競技シーン見てる人でethanのこと評価していない人はいないと思うよ。酷評している人は絶対にわかでしょ

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    16. 正直topは取ってないが結果は残せてるからどちらの言い分も正しいな

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  3. ~レギュラーシーズン最初の5週は1勝5勝と散々な成績だった。
    ×1勝5勝 〇1勝5敗

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    1. コメントありがとうございます。修正いたしました。

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  4. NRGクビになる時「100Tに残っておけば良かった」って言ってた人

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  5. 現状100tで世界トップクラスなのcryoだけだもんな

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  6. 10人ロスターとか考えたの誰だったんだよ笑

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    1. 言うてサブチームとしていつでもスクリム的なことできるのでかいと思う

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  7. アカデミーである訳でも無いし給料とか大変よな

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    1. 結局優勝して賞金1億だからワース

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  8. 100tがMIBRに勝ってればこんなことにはならなかった

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  9. C0MのYouTubeチャンネルに上がってたVoice Commの動画見たけど、フラッシュ合わせのコールに加えて(これはフラッシュエージェント使ってるので当然としても)、抑える射線とか二段組むとかの指示もかなりEthanが出してたな

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