NORTHEPTIONが「TenTen」の契約解除を発表、ランク戦で発した人種差別発言を受け

北海道札幌市を拠点に活動するeスポーツチーム「NORTHEPTION」は7月5日、ランク戦で発した人種差別発言を受け、VALORANT部門に所属する「TenTen」の選手契約を解除することを発表しました。

所属選手に関するご報告 pic.twitter.com/EJO4mE6Dp2

— NORTHEPTION (@NORTHEPTION) July 5, 2023

発端はRex Regum Qeonに所属するfl1pzjderの配信内でTenTenが発した「F〇〇kin India」といった発言。互いのスコアや言動を理由に口論する中、TenTenがインドネシア人選手であるfl1pzjderをインド人と勘違いした発言がインドネシアコミュニティで物議を醸しました。

その騒動を受け、NORHTHEPTIONは「調査を行う」と声明を公開。そして僅か4時間後、今回の選手契約の解除を発表しました。声明ではTenTenの人種差別発言を事実として認め謝罪。また「不適切な発言は、当社として決して容認できるものではなく、選手契約の解除という結論に至りました」と述べました。

続けて「コンプライアンス意識の周知徹底や内部管理体制の強化など、再発防止に向けて全力に取り組む所存ですので、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます」とコメントし、今後はコンプライアンス強化に努めるとしました。

なお、TenTenは自身のTwitterで「私の不適切な発言によって、不快な思いをされた方々に心からお詫び申し上げます。プロの選手として、また人として許されない発言をしてしまったことを深く反省しています。また、チームからの処分を重く受け止めています。本当に申し訳ありませんでした」とファンやコミュニティに謝罪を行いました。

私の不適切な発言によって、不快な思いをされた方々に心からお詫び申し上げます。
プロの選手として、また人として許されない発言をしてしまったことを深く反省しています。また、チームからの処分を重く受け止めています。
本当に申し訳ありませんでした。 https://t.co/DbqJ7HPyFp

— TenTen❄ (@tentenvlrt) July 5, 2023

TenTenは、昨年10月にNORTHEPTIONに加入。現在パシフィックリーグに加盟するGen.G所属のMeteorの実の弟として知られ、VCJ 2023 Split 1、Split 2ではチームの国内ベスト6に貢献するなど国内シーン屈指のジェット使いとして人気を集めました。