Giants Gamingに所属するnukkyeのインタビューがEsports Illustratedで公開されています。インタビューではDetonatioN FocusMe戦の感想、チームで意識していること、現環境のメタについて回答しています。
VCT 2023 LOCK//INの初戦、DetonatioN FocusMeに挑むにあたりどのような対策をしましたか?自分たちのプレイをすることに専念していたのでしょうか?また何か対策を準備していたのでしょうか?
大がかりな準備はしていません。作戦自体は2、3ラウンドほど考えていましたが、対策はそれだけです。自分たちのプレイに集中していました。相手チームには過去のデータや動画がないため、細かい作戦を練ることはできませんでした。
また、日本で行われたイベント(Riot Games ONE Invitational)の試合もありましたが、彼らの作戦を考察する適切なデータには感じませんでした。そのため敵チームの情報が無い状態で試合に挑みました。
今回の試合は終始Giants Gamingが有利に展開しているように見えました。Giants Gamingが以前に出場していたG-Loot VALORANT Clashでは準決勝で敗れましたが、今大会に向け何か変化はありましたか?
G-Loot VALORANT Clashで敗れたParla Esportsは本当に素晴らしいチームでした。彼らは長い間同じメンバーでプレイしているし、安定したチームです。以前の大会は選手全員が新しいエージェントや役割を担当したため、私たちにとってはある意味お試しのような大会でした。
公式大会という場は新たな戦術や戦い方を学べるメリットがあります。だからインターナショナルリーグ開幕前に大会に出場したのです。しかし不安定な面があり、結果は敗退してしまいました。
選手としてチームとして成長するためにはまだ時間が必要です。作戦を練り上げるには最低でも1ヵ月は必要です。そのためまだ完全には完成していないですが、ブラジルに滞在する間はスクリムを繰り返し、作戦を完成させます。今後の試合に備えるための十分な時間を確保することはできると思います。
差し支えなければで結構ですが、チーム内で「これは上手くいっていないな」と感じることはありますか?
小さなことですが、現時点では「規則正しくプレイしている」とは言えません。徐々に完成形に近づいてはいますが、現時点では60%でしょうか。しかし今回の試合ではかなり規則正しくプレイできたと感じています。大失敗といったことにはなりませんでした。
そのため、チームの今後の課題は細かい部分の「規律を守ること」だと思います。例えばアビリティやクロスファイアを組む位置、コミュニケーションもそうです。しかし、コミュニケーションに関しては特に問題はないかなと感じています。
なるほど、「自分は撃ち合いが強いけど、積極的には戦わないでおこう」などそういった意識も非常に重要に感じますね。
そうですね。生意気なことはあまり言えませんが、この大会に出場している選手全員が、この場に相応しい強い選手だと考えています。
全員撃ち合いが強く、相手に少しでも隙を与えれば、そこを突かれ、チームが負けてしまうこともあるのです。そういった兼ね合いから調子に乗らず、相手を尊重することは非常に重要です。
調子に乗ったプレイをしてしまうと、試合が壊れてしまう場合があります。VALORANTは13ラウンド先取のゲームです。あっという間に逆転されてしまいます。
以前チェンバーが弱体化され、大会直前にはスティンガーにも調整が行われました。現在のメタについてどう感じていますか?
スティンガーに関しては、完全にOP武器(OverPoweredの略でぶっ壊れ等を意味する)でした。ゲーム環境を壊すほどではなかったですが、リコイルコントロールが簡単だったので、以前は右クリックでズームしてクリックするだけでキルができました。
チェンバーに関しては、チェンバーは普通の選手をより良い選手に、そして元から強かった選手を最強の選手に切り替えてしまうくらいOPだったと思います。リミッターが完全に壊れていました。
弱体化前のアルティメットの連射速度は異常に早く、トップシーンではトレードキルも不可能だったので、良い弱体化だったと感じています。現在のVALORANTはメタが流動的です。チェンバーのようにチームをキャリーできるエージェントはいないと感じます。
道産子・・・
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