北米を拠点に活動するeスポーツチーム「TSM」は1月26日、VALORANT部門のアシスタントコーチにEnghが就任したことを発表しました。Gambit Esportsを世界大会優勝に導いた名コーチが北米シーンに参戦します。

現在30歳のEnghは、2016年にOverwatchの競技シーンに参入。WinstrikeやOne.PoinTでヨーロッパのコンテンダーズリーグ出場経験を持つほか、2018年、2019年にはOverwatch World Cupのロシア代表メンバーに選出されるなど長期に渡り活躍しました。

そして2020年4月、VALORANTの競技シーン転向を発表。VALORANTでは競技シーン黎明期からコーチとして活動し、同年9月にGambit Esportsのヘッドコーチに就任。2021年3月にはVCT 2021 CIS Stage 1 Masters、9月にはVCT 2021 Stage 3 Mastersで優勝を果たすなどヨーロッパトップチームとして活躍し、同年12月にはVALORANT Champions 2021で見事準優勝を果たしました。

しかし2022年、ロシア・ウクライナ紛争を受け、Gambit EsportsはM3 Championsとして活動を開始。M3Cのチーム名でVCT 2022に出場しますが、Stage 1、Stage 2共に国際大会出場に届かず、同年8月にはチームは解散となりました。

新たにEnghがアシスタントコーチに就任したTSMのロスターは以下になります。チームは来月1日に開幕するVALORANT Challengers 2023 NA Split 1に出場予定で、アセンショントーナメントから2024年度のインターナショナルリーグ昇格を目指します。

  •  Corey "Corey" Nigra
  •  Anthony "gMd" Guimond
  •  Johann "seven" Hernandez
  •  James "hazed" Cobb
  •  Nicholas "NaturE" Garrison
  •  Jacob "Daeda" Hale(ヘッドコーチ)
  •  Andrey "Engh" Sholokhov(アシスタントコーチ)

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