Stewie2k、Brax、WARDELLら5人がミックスチームを結成、北米大会予選6連勝で決勝に進出

北米では現在、VALORANT Challengers NA 2023 Split 1出場をかけたオープン予選が進行中ですが、CS:GOの元プロ選手Stewie2kがミックスチーム「The Nation」を結成し大会に出場中です。

Stewie2k率いるThe Nationには、元T1のBraxを始め、元TSMのWARDELL、Rossy、元Luminosity GamingのTiGGの計5名が参加。全員が北米トップシーンで活躍した経験を持つ選手で、1月10日に開幕したオープン予選では驚異の6連勝を果たし見事決勝に進出しました。

本日1月12日の配信試合（上2試合は予選準決勝）、The Nationと共にSteel率いるDisguisedも決勝進出を決めた

Stewie2kにとって初となるVALORANTの競技シーンですが、熟練度が求められるエージェントのソーヴァ、フェイドを見事に使いこなし、予選を通してK/Dは1.37、ACSは233と驚異的なスコアを記録。CS:GOで磨いたフィジカルを披露し躍進の一翼を担いました。

オープン予選で順調な結果を残すThe Nationにコミュニティでは「プロチームと契約すべきでは？」と意見が寄せられる中、Stewie2kはアマチュアチームとして活動を継続する理由を説明。

Stewie2kは配信で「選手の大半が契約を求めていることは事実です。実際に頂いたオファーもありますが、現段階では契約を結ぶべきだとは思いません。大会に出場する身でありながらこんなことを言うのは変だと思いますが、本戦に進出できるかどうかも分かりませんし、どこまで勝ち進むことができるのかも分かりません。組織と契約して目先の利益を優先することは少し違うと思います」とコメントしました。

オープン予選の段階で契約を結んだとしても、もしオープン予選を突破できなかった場合、契約した組織と選手、両方に不利益があるとStewie2kは説明。大会終了後に即契約解除、または長期間の契約を結ぶことで選手のキャリアに影響を与えるかもしれないと指摘しました。

オープン予選を勝ち進むThe Nationは、日本時間1月13日午前8時に行われる決勝でBreakThruと対戦。BreakThruは元Luminosity Gaming、Ghost Gamingのaproto率いるチームで、FaZe所属のflyuh、元SoaRのthiefなど実力派選手が参加しています。勝利したチームはThe Guard、G2 Esports、TSM、FaZe、M80、Shopify Rebellionが待ち受ける本戦に進み、アセンショントーナメント出場をかけ戦います。