「XSET」がVALORANT部門の放出を発表、事実上の解散へ

北米を拠点に活動するeスポーツチーム「XSET」は10月4日、VALORANT部門に所属するZekken、BcJ、DrewSparkと契約を終了し、dephh、AYRINをベンチに移動したことを発表しました。VALORANT部門に所属する全選手を放出したことで、事実上の解散となります。

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— XSET (@XSET) October 3, 2022

XSETは、FaZe Clanの代表を務めたGreg Selkoe氏が2020年7月に設立したeスポーツチーム。VALORANT部門を筆頭に、Rocket League、Rainbow Six Siege、SplitGate、Call of Duty、格闘ゲームなど、計10部門を保有しています。

2020年7月に参入したVALORANTでは北米トップチームとして活動し、2020年-2021年は浮き沈みあるシーズンを迎えましたが、2022年はVCT 2022 NA Stage 2の決勝でOpTic Gamingを下し北米大会優勝を達成。VCT 2022 Stage 2 Masters、VALORANT Champions 2022に北米代表として出場し、両大会でベスト8を記録しました。

しかし昨月、インターナショナルリーグのパートナーシップ選考落選を受け、所属選手はLFTを表明。先日にはチームを牽引したCryocellsが100 Thievesへ移籍、本日にはヘッドコーチのSyykoNTがSentinelsに移籍するなど、所属選手は他チームへ移籍しています。

今回、VALORANT部門を放出したことを正式発表したことで、事実上の解散となりますが、昨月に公開した声明で今後は女性部門で活動を継続しながらメインチームの今後を検討し、既存選手の移籍交渉のサポートを行っていくと明らかにしているため、今後の状況次第ではVALORANT部門の再建が予想されます。解散前のVALORANT部門のラインナップは以下になります。