今年1月に問題となった「Alt+Tab」のウィンドウ切り替えでPINGが急上昇、遅延(ラグ)が発生する現象ですが、VALORANTの開発陣も認識していることが公式記事、Reddit上の質疑応答で明らかになっています。
昨月にRiot Gamesが公開した「VALORANTのゲームプレイの一貫性に関するアップデート」では技術的な解説が記載されていますが、Redditの質疑応答では「バックグラウンドのFPS制限」をオフにすることで軽減することができるなど、有益な情報を発信しています。
以下、Redditから引用した質疑応答を掲載しています。
Mega-114:皆さん、こんにちは。私はこの問題に取り組む開発チームのプロデューサーです。遅延やネットワークバッファリング、PINGの異常など、寄せられたコメントを真摯に受け止め、この問題を解決するため開発の優先順位を上げています。開発チームは過去数ヵ月間、デバッグツール、モニタリング機能、テストプラン、プレイヤー向けツールを構築し、どのように原因を特定するか、識別するかを考えてきました。
現在のゲームプレイに満足していない方がいることは承知しています。「ヘッドショットを決めたはずなのに、ヘッドショットが判定されない」という状況はストレスが溜まります。
私たちが解決に向け努力しても、まだ完成度に満足できない方もいらっしゃると思います。しかし、私たちもVALORANTをプレイし、愛しているからこそ、より良いゲームに向け開発を続けるつもりです。開発チームは、ゲームの品質とゲーム体験に与える影響を非常に気にかけており、ただ最高のゲームを開発したいのです。
私の友人は、頻繁に「Alt + Tab」でウィンドウを切り替えており、ゲームが安定しないと不満があるようです。回復まで時間がかかることは承知ですが、この問題を軽減することは可能でしょうか?ある状況で発生するのでしょうか?ランダムなものなのでしょうか?
RiotAltomaro:この問題は一定ではありません。私たちが実施したテストでは、発生した遅延は設定やネットワークの状態によって10~200ミリ秒の間で変化し、数秒をかけ徐々に回復し、元の状態に戻ります(回復する時間も設定や環境で異なります)。
非常に短い時間ですので、銃撃戦には影響しないと思われますが、VALORANTの銃撃戦は突発的に発生するため、コミュニティの皆さんにお伝えする必要があると判断しました。
修正版がリリースされるまで、この問題が発生する確率を下げたい場合は、生存中や購入フェーズ以外で「Alt + Tab」を使用しないか、「バックグラウンドでのFPS制限」の設定をオフにすることを推奨します。
あるゲームでは発射してから瞬時にキルが発生します。VALORANTの大きな問題として、弾丸を発射してからキルが発生するまで遅延があります。特にチェンバーのヘッドハンターで頻繁に発生します。発射からキル発生までが、「もっさり」と感じるのは私だけでしょうか。
Shaedyn:ご指摘の「もっさり感」は現在、修正プログラムをテスト中です。ネットワークバッファリングは、いくつかの状況下で過度の往復遅延を発生させます。
「Alt + Tab」でのウィンドウ切り替えは、バッファの持続時間を一時的に急増させる原因となります。私たちが発見した条件では基本的にすぐに修正されますが、戦闘中にウィンドウの切り替えを行うと、その問題が顕著になることがあります。
この問題の修正に向け取り組んでいますが、修正パッチがリリースされるまでは、「バックグラウンドのFPS制限」をオフにすることで軽減できます。
また、私たちはラウンドトリップ遅延の推移を表示するグラフを設定に追加予定のため、更に問題の特定が容易となるはずです。もし、修正版をリリースした後、同様の問題が発生した場合は、再度お問い合わせください。
ピングが高い場合、タギング(敵の射撃を受けた際の移動速度低下効果)が従来より長いように感じます。また、ピングが高い場合、オーブを回収した後、武器を取り出すアニメーションが遅れることがあります。
Mega-114:初めに、ご報告いただきありがとうございます。1つめのタギングに関する問題は開発者内でも確認したことがありません。調査してみます。また、2つ目のオーブ回収の問題については現在調査中で、すぐに修正パッチをリリースする予定です。
開発者も大変やな
返信削除本当にこのゲームを大事にしているんですね.....開発者さんがた一同、応援しておりまする
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