現在、ヨーロッパではMasters進出をかけた「VALORANT Champions Tour 2022 EMEA Stage 1 Challengers」が進行中ですが、大会予選でジェットのグリッチを使用したとして、G2 Esportsにペナルティ処分が下されています。

VALORANT Champions Tourの公式Twitterで発表された内容によると、G2 Esportsは2月20日に行われたSuperMassive Blaze戦にてグリッチを使用していたことが判明し、グローバル競技ポリシー7.2.7に反するとして、3月6日に予定するAcend戦のマップBAN選択権を剝奪する処分を下すことを発表しています。

声明内ではG2 Esportsが使用したグリッチは明らかにされていませんが、コミュニティではヘイブンでアップドラフトを使用せずCサイトの箱上に登るグリッチを使用していたと指摘されています。

昨月にはジェットのグリッチを使用したとして、東南アジアインドの2チームに大会失格、試合没収処分が下されていますが、コミュニティでは地域による処分の違いに苦言する意見が多く寄せられており、Giants Gamingでコーチを務めるTanizhq、Allianceで最高戦略責任者を務めるKelly Ongは以下のようにコメントしています。

他の地域では今回のグリッチ使用で失格になったチームも存在します。しかも、そのチームは過去に警告も受けていません。今回のG2 Esportsに対する処分は軽いような気がします。

補足:昨月、G2 Esportsは試合中にコーチとコミュニケーションを取ったとしてRiot Gamesから警告を受け取っていた

大会が開催中のこの時期にグリッチを使ったのに、マップ没収処分も無く、マップ選択権の剥奪だけというのはかなり不公平だと感じます。私たちのチームでは、大会で未承認のテクニックを使う際には事前に大会運営者に確認します。

今回の処分の違いについては、ヨーロッパ大会とアジア大会で運営する組織が異なることや、当時グリッチを使用していたkeloqzがHereticsへ移籍したことが要因と予想する意見が多数。また、SuperMassive Blazeに対して使用したグリッチである一方、Acendが有利になる今回の処分に疑問を抱く意見も見られ、Riot Gamesの処分に賛否両論の意見が寄せられています。

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