VALORANTのコンペティティブが「一方的」に感じる理由とは、ACT終了時に起こる問題を開発者が語る

残り数日に迫ったエピソード2 ACT2ですが、ACT終了時のコンペティティブの試合が「一方的」に感じる理由をRiot GamesでVALORANTのランクシステムを担当するEvrMoarが明らかにしています。

EvrMoarはTwitterで「最近、敵と味方のレベルが『一方的』と感じるというフィードバックがユーザーより寄せられており、それについて調査を進めています。興味深い事実として、このようなフィードバックをACT終了時に必ず受け取ります。とりあえず皆さん頑張ってください。」と投稿し、ACTランクが決定するACT終了時に、「コンペティティブの実力が釣り合っていない」とフィードバックを多く受けることを明らかにしました。

We are investigating why players feel like their matches have been "one sided" recently.

What's interesting is this feedback seems to become common at the end of every Act. Good luck out there!

— EvrMoar (@RiotEvrMoar) April 23, 2021

加えて、EvrMoarは「正直なところ、メインアカウントをプレイしつくした一部のユーザーは、サブアカウントを作成しています。シーズン終了時に自分のサブアカウントを高ランク帯まで上げようとしたり、シーズン終了も気にしないで行っている人もいます。」とコメントし、一部のユーザーがサブアカウント、もしくはスマーフアカウントを作成し、低ランク帯から高ランク帯を通過する期間にそのような問題が多く発生することを指摘しています。

また、Liquidにストリーマーとして所属するMendoは「プロは内部レートが高いため、内部レートの低いチームメイトとマッチすることで敵チームと内部レートのバランスを調整し、格差マッチが発生している。」と指摘していますが、EvrMoarは「私たちは内部レートの差を考慮していますが、パーティーの平均内部レートだけを基準にしているわけではありません。ランクシステムは可能な限り公平な試合を皆さんに提供できるように作られていますが、そのようなことを気にしない人や、アカウントを購入する人がいると、彼らの為に内部レートを修正する必要があるので試合のバランスが崩れてしまうのです。」と答え、マッチングの指標はパーティー内の平均内部レートのみでなく、アカウント購入者、サブアカウントに対して、調整を加えていることを明かしています。

We take into account MMR differences, and it's not just based on average team MMR. The system is built to try and give you the fairest match possible, but when people don't care(or buy accounts) it has to correct those players and creates match imbalances.

— EvrMoar (@RiotEvrMoar) April 24, 2021

ACT終了まで残り2日に迫るエピソード2 ACT2ですが、ACT終了時のコンペティティブはRiot Gamesの社員も認める最もランクを上げづらい期間。EvrMoarが指摘しているよう、ACTバッジを高ランクで埋めたい方は、「頑張る」しかなさそうです。