リークされ続けるスキン情報にVALORANT開発者が言及「ファイルを意図的に挿入しました」

新スキンがリリースされる度にリークされ続けるVALORANTのスキンですが、「スキンのリーク問題」についてVALORANTのアート・ディレクターを担当するSean MarinoがPC Gamerのインタビューで答えています。

VALORANTはリリース当初より、次期アップデートの情報を発掘するデータマイナーにより数々のスキン情報がリークされてきましたが、スキンのリークについてSean Marinoは「過去数ヶ月間にわたり、スキンの開発を続けていましたが、誤ってファイル名をビルドに残してしまい、それをデータマイナーが拾い続けていました。」と述べ、ビルド更新のミスにより、武器スキンがリークされていたことを明らかにしました。

また、復刻の噂が何度も流れた人気スキンコレクションの1つ「リーヴァーコレクション」について、Sean Marinoは「ストアチームはリーヴァーコレクションをサムネイルのプレースホルダ画像*として使用していましたが、この画像が稀にメニュー画面に出没するという意図しないバグがありました。その画像が"次のスキンラインはリーヴァーコレクション"という噂を煽っていたため、今考えると皆さんに申し訳ない気持ちになります。」とコメントし、リーヴァーコレクションリリースの噂が何度も流れた理由は、プレースホルダ画像として使用していたことが原因と明らかにしています。

*実際の内容を後から挿入するために、文字列や値、画像などを確保する仮のスペースのこと。

そこで、VALORANT開発チームはデータマイナーに対して挑戦状を仕掛けます。Sean Marinoは、「頻繁にデータマイナーによりリークされていたことから、私たちは敢えて彼らに挑戦したくなり、1.09と1.10のパッチにリーヴァーコレクション復刻のファイル名を意図的に挿入しました。しかし、その結果に皮肉にも笑ってしまいました。なぜなら、誰もそのリークに気づかなかったからです。」と述べ、開発チームが意図的に挿入したファイルはリーク情報として発信されなかったことを答えています。

リーヴァーコレクションがリークされなかった理由について、データマイナーがスキンに関するデータを見つけられなかった、もしくは意図的なファイル名だったことから敢えてスルーしたか、現時点で詳細は不明ですが、今後もリークされ続けるであろう新情報は開発者が意図的に挿入したコードかもしれません。